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これまでの調理実習

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これまでの調理実習

これまでの調理実習

2020/11/07

発達支援ルームみんなの木では、調理実習一つ一つに対してもそれぞれ目的、目標を設定し、継続することで子どもたちのさまざまな成長を見つけてきました。


まず、みんなの木の最強の強みは「自分たちの畑」を持っていること。さつまいもと玉ねぎを交互に育てて、収穫するたびに、保護者の方や地域のお店に販売にしたり、調理実習に使っています。私たちは、この畑で育てた野菜を使って調理実習を行うことを「木産木消」と名付けました。土入れ、除草と土作りのところから面倒を見てきた野菜を使うことで、一つの野菜にどれだけの手間と時間がかかっているのか、それを一緒に考えていきたいと考えてたからです。どの野菜も、無事に大きくなって収穫できることは非常に嬉しく、楽しいですが、そこにたどり着くまでには、時には遊ぶ時間を割いてでも面倒を見なくてはならない。畑を初めた一年目は、まだこれからどんな嬉しさや楽しみが待っているか想像するのが難しく、草むしりを積極的に子どもたちにしてくれる子はまだ少数でした。

 さつまいもがいよいよ収穫の時期となった時、「これをただ、調理実習で使うのだけではなく、作った料理を親御さんに食べてもらうのはどうだろう?」というある職員の提案で、みんなの木の「おもてなし食堂」が始まりました。平日、宿題が終わってからの自由時間で、実際に親御さんに食べてもらうメニューを子どもたちが調べ、考えて決めました。

 

今までの調理実習のゴールは、さまざまな目標をクリアし、あくまで自分たちが楽しくその日を過ごせることでした。ですが、「おもてなし食堂」のゴールはお客さんに喜んでもらうことが目標です。準備、あいさつ、盛り付け、後片付け。どれを取ってもいつも以上に意識して動いている子どもたちの姿は今でもはっきりと覚えています。この調理実習を通じて、「人に喜んでもらえる」という嬉しさを経験できたことで、より自分自身に自信を持ってもらえたのではないかと思っています。

 

次回は、もう一つの「おもてなし食堂」について書きたいと思います。


 

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